○その1メガCDの修理

1.バックアップRAMカートリッジのメモリ増設1Mbit×2編(2020/8/15)

空きランドに1MビットSRAMをハンダ付けして、空き容量が増えるか試してみましたが、 残念ながら結果はNGでした(カード初期化後、空き容量2045ブロック表示は変わらず)


そこでスライドスイッチを追加して、SRAM#1とSRAM#2を切り替える仕組みを入れて見ることにしました。

配線図を記載します。


SRAM#1、SRAM#2のチップセレクト信号(/E)と元の信号(HC139 Pin12)との間にスライドSWを設け、それぞれのSRAMを切り替えるようにしています。 スイッチの切り替えはメガCDを電源OFFにした状態で行う必要がありますが、単純な回路構成なので改造時のミスも少ないかと思います。

○部品表(秋月調べ)
1MビットSRAM M68AF127B(55ns)
セラミックコンデンサー 0.1μF
後は線材少々と、ハンダこてやニッパ等の道具類です。

○実装例
空きランドに1MビットSRAMを実装して、両SRAMのPin22と元のチップセレクト信号(SRAM#1基板側から取得)にスライドスイッチを追加しています。

少々判りづらいですが、SRAM#1/SRAM#2共にPin22の足を浮かせて、空中配線で信号を取り出しています。(白いコードが元のチップセレクト信号でSRAM#1基板側から取得しています)


スライドスイッチはホットボンドでバックアップRAMの筐体ケースに固定して、穴をあけて外から操作できるようにしています。


複数のゲームを用意してSRAM#1側にセーブデータを保存⇒メガCDの電源OFF⇒スライドSWを切替え⇒SRAM#2側にセーブデータを保存を実施。


それぞれのセーブデータが正しく保存されているか確認してみました。


きちんと保存できているようです。


○その1メガCDの修理
○その2メガCDバックアップ検討
○その3メガCDバックアップ用ダンパーの制作
○その4メガCDバックアップRAMカートリッジ用ダンパーの制作
○その5XMD-2のS端子出力とRGB出力について
○その6メガドライブの音質(CX1034フィルタ回路)改善
○その7メガCDのコンデンサ交換(続き)と32Xメンテナンス実施
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