昔のゲーム用コントローラでメガドライブミニを楽しみたい その3
メガドライブ用パッドをメガドライブミニに接続(2020/4/20)

戻る

1.メガドライブコントローラー情報

こちらの解析情報をもとにまとめてみました。

○端子ピン情報

D-SUB 9P(オス)コネクタを利用して接続します。

○3B/6Bパッド読み取り方法
Select信号をHI/LOWに切り替えて、D0~D5の信号を読み取る方式です。

3B/6Bの判定はSelect信号LOW出力時にD0~D3が全てLOWとなった場合、6B検知としておいて
次のSelect信号Highの時に6B用のパッド状態を読み取ります。


2.MEGA DRIVE PAD→USB 変換器の作成

〇必要な材料
 ・Arduino Pro Micro互換モジュール
 ・ブレッドボード
 ・D-SUB 9P(オス)コネクタ
 ・配線用の線材少々

○配線図


JoystickMDのスケッチにある結線そのままです。試作を兼ねたブレッドボード利用をせずに
互換品のPro MicroにD-SUB 9P(オス)コネクタを直結するだけなら、材料費1,000円以下で
制作できるのでは無いでしょうか。


3.メガドライブパッド接続用スケッチ

こんな感じのスケッチを作成しました。

スケッチファイル利用時はこちらからどうぞ)

VID/PIDは「(2)DragonRise製パッドを模擬する場合」を前提としています。
元のVID/PID(1)SEGA純正パッドを模擬する場合(2)DragonRise製パッドを模擬する場合
leonardo.build.vid=0x2341leonardo.build.vid=0x0CA3leonardo.build.vid=0x0079
leonardo.build.pid=0x8036leonardo.build.pid=0x0024leonardo.build.pid=0x0011
表の(2)に従いVID/PIDを変更しておき、上記のスケッチをArduino IDEに張り付けて
「マイコンボードに書き込む」をクリックしてください。

○スケッチの書き込み/動作確認
Arduino IDEで「ファイル」→「新規ファイル」で新規スケッチを開いて、上記のスケッチを全て貼り付けます。

マイコンが認識していることを確認したら、「マイコンボードに書き込む」をクリックしてコンパイル・書き込みを実行します。


4.制作例

こんな感じで組んでみました。(クリックで拡大)

制作時にD-SUB9オスコネクタの手持ちがなかったので、昔DPP用に使っていたパラレルポート接続用の
D-SUB25コネクタを流用しています。Pro Micro側のPin(PB1縲弃B6)が余っているので、2台目の
コントローラーも増設可能ですが、プレステやPCエンジンのコントローラーもつなげたいので、
ひとまず空けてあります。
なお、オリジナル6Bパッドの使い心地は、メガドライブミニ同梱版6Bと同様に非常に快適です。
ストライダー飛龍やサンダーフォースシリーズで共に戦った「CONTROL PAD達人MD」も使えるようになり、
当時の操作性が復活して大満足です。

次はプレイステーションコントローラです
プレイステーション用パッドをメガドライブミニに接続(2020/4/23 - 4/26)


戻る