昔のゲーム用コントローラでプレイステーションCLASSICを楽しみたい その2
純正品のコントローラーを模擬してみる(2020/5/31)

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1.純正品のコントローラーを調査

純正品コントローラーをWindowsPCに繋げて調査してみました。
ゲームコントローラー(標準HIDデバイス)で認識しており、


機器情報は以下の通り。
デバイス名Controller
VID0x054C
PID0x0CDA

ゲームコントローラーの構成は、デジタル10ボタン。1軸となっています。


ボタン配置は、以下の通りです。メガドライブminiのパッド構成と似ています。
ボタン名Joystick Libraly対応
上下Y軸(setYAxis)
左右X軸(setXAxis)
番号 0
番号 1
×番号 2
番号 3
L1番号 6
R1番号 7
L2番号 4
R2番号 5
SELECT番号 8
START番号 9


2.純正品のコントローラーを模擬

まずは、boards.txtを編集して機器情報(VID/PID、機器名)を真似てみます。
boards.txtの場所と編集方法は、こちらの記事を参考にして下さい。

○ご参考:編集したboards.txt(クリックで画像表示)です。
元の記述をコメントにして、必要な情報に書き換えています。

○配線図



さらに同じボタンアサインにしたスケッチを用意しました。

コンパイルスイッチ__PSC_PADでキーアサインを変更しています。ジョグコン解析も
かねてPSパッド通信も自前で書いており、ソースコードが見ずらいですがご容赦を。

PCで認識させると、同じ機器として2台(純正品と自作した機器)が認識しています。

両方ともボタン押下時の挙動は全く同じ。機器名も同じ「Controller」になっています。

早速、PSCに接続してみました。

が、残念ながら認識しませんでした・・。(ガッカリ)

どうやらVID/PID、機器名以外にPSCとの間で何らかの認証を行っていると推測されます
が、どうにもよくわかりません。うーん・・。

無念ですが、PSC標準ファームでのコントローラー追加は少しハードルが高そうなため、
またの機会とする事にして、素直にRetrobootの導入をすることにしました。

ヘタレでスミマセン・・。

○その3Retrobootの導入


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