メガドライブ+メガCD実機を弄ってきて早5か月。
修理やバックアップ環境の構築など、ようやく満足のいく状態になり、手持ちのゲーム機のうち動作確認ができていない機種はPCエンジン系だけとなりました。
と言うわけで、実機を押し入れの奥から掘り出してみたら、コアグラフィックスとCD-ROM2と対応ゲーム多数が出てきました。
さっそく遊んでみたところ、コアグラフィックスは問題なく動作OK!
しかしCD-ROM2は、電源が入りCDは回転はするものの、ゲームを検出できず・・でした。
やはり、メガCD同様、駆動系がヘタってしまったようです。
「JUST A MOMENT・・」表示から進まない!
30年放置してしまったので調子が悪くなるのも当然なのでしょうが、何とか修理できないか色々調べたところ、
やはり有志の方がCD-ROM2の修理記録をWEBで公開して下さっていました。(ありがとうございます!)
数多くのサイトを拝見しましたが、その中でも抜群の情報量で修理内容を記載されている↓ページを見つけました。
○PCエンジン保守の館(新館)
http://pcerepair.blog.fc2.com/
その貴重な情報の中でCD-ROM2の修理記録について拝読したところ、どうもCDを読み込まない症状は割とメジャーな現象で、
修理にはピックアップ駆動系のギア交換が必要とわかりました。
特にウチの実機と同じ後期型のCDR-30Aはこのギア故障が多発するとのこと。
さっそくこのミドルギアを交換することにしました。
交換ギアは下記で購入しました。
○BEEP
PCエンジンCD-ROM2代替ギア
こんなに年数がたっても代替品が制作されており、しかも特に苦労もなく購入できるとは嬉しい限りです。
交換作業については、こちらの記事の通り、冷静に分解して交換を行えば特に難しいことはありませんでした。
まず、裏面のネジ4か所を外して基板のフラットケーブルのロックを外してケーブルを抜くと、駆動系が露出します。
赤丸の部分にミドルギアがあるはずなのですが、2つに割れてケース内に転がってました。
スライドレールのグリスが一部固着していたので、綿棒で落としてシリコンオイルを塗っておきました。
新しいギアをはめ込んで
ストッパー(黒い輪)を装着します。小さいので無くさないよう注意!
あとは、元通りにフラットケーブルを接続して、組み立てれば修理完了です!
動作検証として、ゴールデンアックスを起動してみました。
「JUST A MOMENT・・」表示から・・
おお。懐かしのデス・アダー様(の兜)!(お会いしとうございました!)
今回の修理で無事CD-ROM2も動作するようになり、その後、掘り出したゲームを起動しては懐かしんでいます。
メガCDもそうですが、やはり長年放置していると、CDドライブ等の駆動系はダメになってしまうようです。(ROMカセットベースの本体は結構頑丈なのですが・・)
初代プレイステーションは運よくまだ動作していますが、そのうちダメになってしまうのでしょう。
そしたらまた修理して、出来れば長い間遊べるといいですね。
修理したPCエンジンと発掘したゲームたち。
次回はコアグラのRGB化です。
この修理と並行して中華製アップスキャンコンバータGBS-8200を入手したため、
今回の修理に合わせてコアグラフィックスのRGB改造を行いました。(近日更新予定)
○その2コアグラフィックスのRGB出力改造(2020/12/5~12/12)
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